サンサンこどもクリニック

お知らせ

三種混合ワクチンとポリオワクチンが勧められるようになったことについて

2023年4月8日

四種混合ワクチンを接種することで、ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオの発病が予防できます。ワクチンを接種したほとんどの子どもは免疫がつき、これらの病気から守られます。

ただ、ワクチンで得られた免疫も百日咳に関しては小学校入学前には少なくなってきていることがわかってきました。実際に最近の調査では、百日咳にかかる患者さんの多くは小学生となっています。

百日咳にかかると激しい咳が長く続きます。そこで四種混合ワクチンでの5回目の接種はできませんが、三種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日咳に対するワクチンです)を就学前に接種することができます(但し、任意接種です)。

また11-12歳で接種する二種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風に対するワクチン)の代わりに三種混合ワクチンを接種する事もできます(但し、任意接種です)。

更に、学童期以降のポリオ予防目的で、5歳以上7歳未満でポリオに対する抗体価が低下する前に就学前のポリオワクチン接種もお勧めしています(但し、任意接種です)。

詳しくは、日本小児科学会のホームページで学会が推奨する予防接種スケジュール 標準的接種期間・日本小児科学会の考え方・注意事項をご参照ください。